レミントンXP−100 バーミントスペシャル(?) (サンプロジェクト、18禁エアコキ)
色々調べていてAPSと言う射撃競技があることを知りその事を調べている時に知った銃である。
変わり物で面白そうだなと思って興味があったのでヤフオクでホップバレル付きの不具合ジャンク品がそこそこ安かったので入手。
このモデル自体はAPS競技非対応なのだが、バリエーションのレピーターってモデルが以前は対応だったらしい・・・のかな?。
馬鹿でかくて変わった形の銃だが驚いたことに実銃が存在して、レミントンM700というライフルの機関部を流用したハンドガンらしい、
外国は知らんが少なくとも国内では製品化はこのサンプロ製のエアガンのみである様だ。
追記・・・レピーターの方かもしれないけど同じくサンプロからガスモデルもあったっぽい。
ライフルと共通の機関部なのでそれに合わせてバレルもハンドガンとしては異例な程に長く30センチもある、
もちろんライフルと同じくハンドガンでは珍しい(他には無い?)ボルトアクションの単発銃である。
元のM700には標準では付いてない様だがこのモデルにはデフォでレールが付いている、
と言うか標準でアイアンサイトが無いので後付けの照準器類は必須と言える、
今の標準的なレールと形が違うタイプだが10mmと20mmの兼用レールで古いタイプのスコープなども使える。
銃身の下がパイプ状のマガジンになっていて24発入ると説明書には書いてある。
当時はまだ標準的な機構でなかったのかノーマルではホップ機構は付いていない。
んで、この銃の事をネットで調べると「史上最低のダメ銃」とか言われてるが・・・そんなに悪いかなぁ?
特に言われるのがバレルがしっかり固定されないということだが、確かにガッチリとは固定されないけど、
組み方次第でいくらか改善は出来そうだしそんなに悪くないかなって思うんだがなぁ・・・
ライフル用のシリンダーなのでワシのはいくらかヘタってる様なのにパワーもそこそこあるし、
トリガーもクソ重いと言われるが少なくともクラウンのマグナムよりは格段に軽い、まぁ重さはともかくちょいと動きがシブいかな?
見た感じではオイル付けたり小改造で改善出来そうな気はする。
ただサイトによっては、なかなか良く当たるし結構パワーもあると好評価だったりもするのでよく判らんな。
んで、こいつそんな評判の割りにはそこそこ人気あるのかな?ヤフオクに時々出てくるが結構な値段で落ちていくんだよね。
元々は定価7980円らしい、意外と安いんだな。
上記の様にワシのは別売りのホップバレルが付いていたのだが、これが元は定価5800円もするので、
今では入手困難だと思うので付いててラッキーだった、んで箱にノーマルバレルと思われる物(画像7枚目)も入っていたので、
もしAPSみたいな余り遠距離でない精密射撃に使うのなら安定性重視(?)のノンホップにする事も出来る。
説明書によると諸元は、全長536mm、重量1200g、バレル300mm、装弾数24発、となっている、
ちょいと謎なのは・・・箱にはバーミントスペシャルと書いてあるのだが、説明書にはハンティングハンターって書いてあるんだよね、
どっちなんだろう?、販売系も含めた各サイトではバーミントで書かれている方が多い様だ。
不具合ジャンク品を入手と書いたが不具合内容は、その1・ストック部の表面の塗装がベタベタするのと一部割れあり(画像6枚目)、
その2・動作してエアーは出るがやたら弱くしか弾が飛ばないということであった。
( ゚Д゚)「・・・塗装のベタつきはゴム塗装(?)では良くある事なのでリムーバー等で落とせば良いだけなので大した問題じゃないだろう、
弾の飛びに関しては全く出ないという訳じゃないので致命的な欠陥は無いだろう・・・」とふんで入札した次第である。
調べたところ塗装はエタノール系のいわゆる除菌クリーナー等で落ちるという情報を得たのでホムセンで安い除菌スプレーを入手、
ほんとにこんなので落ちるのかな?と思って試したところ、結構根気は要るがほんとにちゃんと落ちた、
まだくぼみ等の部分が落としきれてないので完全ではないが、とりあえず弄り回してもベタベタして手が黒くなる事態は回避出来た。
塗装を落としたら中身は茶色の成型色だった、木目はないが遠目には木ストックぽく見えなくもないな、
オク等で黒いのと茶色のがあるのはこういう事だったのか・・・販売当時は木ストックも出回っていたらしいがもちろん今は入手難だ、
でもただでさえ重いのに余計重くなりそうだからワシはこのままプラで良いかなと思う。
なおネット情報によれば実銃は木ストックではなく樹脂ストックらしい。
不具合2の弾の飛びの方はたしかにヨワヨワで2・3mもまともに飛ばないといった具合だった。
始めはシリンダーの方の問題かなと思って分解して気密やパッキンのヘタリ等の確認をしてみた、
パッキンが一番怪しいと思っていたのだが、たしかにいくらかヘタっている様だが、
シリンダーの穴を指でふさいで立ててみてもピストンが自重で下がったりはしないし、
手で押してもエアによる抵抗もあるしまだ使えないほどではない様だ・・・、
色々確認したところシリンダーヘッドの固定ネジの部分(画像5枚目)からエアが漏れる様で、
この穴を押さえてないと自重でゆっくりとピストンが下りてくるので、これが原因かな?と思い、
なんとかここをふさぎたいと思ったのだが、シリンダー自体が前後に動くためにテープを巻きつけて塞ぐ等は出来ないので
色々試したがうまくいかなかった、試しにグルーガンで埋めようと思ったのだが、
グルーはあったがガンの方が行方不明なので試せなかった(^^;、とりあえず現状では他に良い方法が無いのでこの件は保留で、
とりあえずヘッドは巻ける範囲でシールテープを巻いてから組み付けたが、結局エア漏れは防げなかった。
・・・だったのだが、先に結果論から言うとそのまま塞がないで正解かも。
今の状態でも十分パワーあるのであの穴塞いだら規制値超えるかもしれない・・・
んでハッキリとした原因が判らないのでこの気密のせいかなとは思ったが、でも出てくるエアーはそこそこ強いんだよね・・・
まぁとりあえずどうしようもないから保留で他の部分をメンテをしていく事にした、
チャンバーとバレル部分のメンテをして、組みなおしてから試してみるがやっぱりイマイチ飛びが悪い、
この銃は構造上チャンバーがズレ易いのでガチャガチャと弄ってるとズレてしまったのでまた分解して色々見ていたら、
バレルとチャンバーの固定(?)にシールテープを巻く様に指定されているのだが、これが巻いた位置からズレていた、
付け直すか・・・と外していて気付いたのだが、このシールテープがホップパッキンにもかかっていたので確認してみたら、
このホップパッキンが発射前の弾の保持と兼任しているのだが、本来ちょっと触ったら弾が抜ける程度じゃなきゃいけないのに
抵抗が強すぎてクッと軽く力をかけないと抜けない有様だった、
そこでテープをパッキンにかからないように巻き直して組み直してみたら・・・まともに飛ぶようになりました(^^)
どうやら今まで次弾に押されてパッキンから外れた弾が1球越しのエアーで飛んでいた様だ、そりゃまともに飛ばんわけだ(^^;、
バレルだけで確認したらパッキンでちゃんと止まるのに実験中に弾ポロする事があったのはこういう事だったのか。
てか1球越しのエアでちょっととはいえ飛んだ事にむしろ驚いた。
弾速計まだないから正確に数値としては判らんが、室内撃ちでの的板の破壊具合ではマルコキM16よりパワーありそうに感じる・・・
確かM16が80m弱ぐらいだったはずだから結構強いのでは?よそのサイトで100m前後ってデータもあったし・・・そうだとマズいな。
まだ外で実射してないからどの程度飛んで当たるのかは不明、そこそこ近くに射撃場出来たから試しに行きたいが、
上記の様にパワーが不明なので安心して持ち出せない・・・(^^;
ところでこの銃、大きさと言いスタイルと言い、持ってると何かをイメージさせませんか?、特に上になんか乗せたりすると・・・
そう!アレです!モビルスーツのビームライフルですよ(笑)、
片手で取り回すのは結構キツいんですが・・・そうかMSもこんな感じなわけだな、随分腕パーツに負担かかりそうだなぁ・・・。
上に乗せているのはMGCのACEPOINTという古いドットサイトです。
追加・・・
その後弾速計を入手したので測定したら・・・やっぱりアウトだった・・・Σ(゜д゜) (テストは都合により0.25弾で)
大体は86とか87でギリ大丈夫なんだけど、たまにやたら高い値が出る、弾速計自体がジャンクをワシが直した奴なんで怪しいが・・・、
ともかくこのままでは安心して遊べないのでデチューンを施す事にした、スプリングカットが簡単だが、
これは純正なのかな?長さもちょうどよくて巻数が多く材質も頑丈そうでなんとなくモノがヨサゲに思えたので、
これをカットするのはなんかもったいなくてやりたくなかったので他の手段を考えることに・・・パワーダウンかぁ、
・・・と思ったところで前述のシリンダーヘッド周りの気密の事を思い出して、アレでパワーロスさせてみたらどうだろう?
と思ってネジのエア漏れ対策のテープを外して組み直したら・・・
20〜30発ぐらい試したところでは84〜85でほぼ安定(^^)
これでやっとこさ安心して撃ちにいけるな。
と言うわけで実射してきました、大ボケなことにドットサイトの電池を持ってくのを忘れたので、
仕方なくレールをアイサンサイト代わりにサイティングする事になった・・・(^^;
使用弾は0.25弾、ホップはキツくなく30mぐらいからちょいと上がるかな〜?程度な感じで結構素直な弾道だと思う。
屋外で風もあって手持ち撃ちなので正確なデータは無いが集弾はまぁまぁいいと思う、特に狙った所から大外れする感じはしなかった。
サイト調整をして風とホップ加減の読みを練習をすれば40mを狙ってそこそこ当てれる様になるのでは?と思う。
撃ってる感覚的にはゴールドメダリストに近い感じかなぁ?
ゴールドメダリストを入手してから気付いたのだが、この銃長い割りには重量物は後ろに集中しているので、
前後の重量バランスがグリップの辺りなので、持っていて実際の重さほど重く感じない、
ゴールドメダリストは片手撃ちだとすぐ腕が疲れるがこいつは結構楽に撃てる、意外に良く出来てると思う。
どこぞのサイトでこいつを使って動けるスナイパーをやってみようと書かれていたが、たしかに出来るかもな。
ボルトアクションだし、ミニライフルって感じだな。
追加・・・
その後シアーのかかりが悪くなる症状が起きたので久々に分解してみた、
その際にちょいとしたことに気付いた、いつもスプリングとピストンがばらけない様にやっていたのですっかり忘れていたが、
ピストンの中に1枚ワッシャーが入っていたのだが・・・最初はスプリングがピストンと当たる部分の保護の為と思っていたが、
もしかしてパワー微調整のかさ上げとして入れてあったのか?と思って抜いてみた、
ほんの少し初速は落ちたがまだ十分あるし、ピストン周りの負荷もわずかとは言え減るからこの方がいいかな?
そういや、以前わざと気密ロスを大きくさせたのをまた小さくすれば初速も戻るんでないかな?
んで肝心のシアーのかかりだけど・・・てっきり頻繁に抜けるトリガーのピンがまた抜けたのかと思ったが、
どうやらピストン側が削れてかかりが悪くなったようだ。
とりあえずピストンを回転させてシアーのかかる部分をずらして応急対応したが・・・
これはもっとちゃんとした対策を考えないとダメだな、スペーサーを作ってピストンが下側に寄るようにすればダイジョブかな?
まぁサバゲで常用するような銃じゃないから急ぐわけじゃないし色々考えてみよう。